[映画で英語学習]映画『ジョーカー』予告動画から学ぶ

映画で英語学習

DCコミックスの映画のキャラクターの中で悪役が主演となる作品は映画『ジョーカー』が初めてではないでしょうか。

弱い立場にある、善人だった人が最後は悪の世界に入らざるを得なかった生き様を描いたこの作品は、これまでのヒーローが悪人を退治する勧善懲悪な映画とは全く異なる後味の悪い映画という印象です。現代の格差社会を反映した『ジョーカー』は、せまりくる不安な時代を暗示するかのようです。

主役のArthur Fleck(Joaquin Phoenix)が映画のシーンの中で発した言葉が、この映画のプロモーション動画の中で取り上げられています。

Arthur Fleck:
In my whole life, I didn’t know if I even really existed. But I do. And people are starting to notice.
【日本語訳】(映画の予告動画から抜粋)
今までは存在してないも同じだった。今は違う。みんなも気づき始めた。
“But I do”の箇所は、前のセンテンスを肯定に言い換える流れで使われています。”No”と”Yes”の使い方も同じですが、否定を肯定に切り替えるシンプルな表現だけに日本人として会話表現に使うのは、意外に難しいのではと思います。

動画の1:25あたりで上記セリフを聞くことができます。

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開